
投稿日:2024年3月20日
更新日:2024年7月3日
デスバレー国立公園
デスバレー国立公園は、アメリカ合衆国カリフォルニア州東部とネバダ州西部に広がる広大な国立公園です。直訳すると「死の谷」となり、北米大陸で最も暑く乾燥した場所です。
地球上の楽園と地獄が共存するような驚異的な自然景観が広がっています。
近年は映画やドラマのロケ地としても注目を集め、世界中から観光客が訪れる人気スポットとなっています。
このガイドでは、デスバレー国立公園の魅力を余すところなくお伝えします。
目次 [表示]
デスバレー国立公園の有名なスポット
デスバレー国立公園は、世界でもっとも暑い場所として観光客が多く訪れる場所です。
2023年には、日中に54°Cを記録するなど、死者が出てもおかしくない気温を体感できます。そんなデスバレー国立公園には、以下のような有名なスポットがあります。
バッドウォーター盆地
海抜-86mの北米大陸最低地点です。塩湖が干上がってできた大塩原は、真っ白な結晶が一面に広がっています。
かつては塩湖で水が飲めなかったため、飲めない水=Bad Waterが名前の由来となっています。
ザブリスキー・ポイント
うねうねと不思議な形をした岩山が広がるザブリスキー・ポイント。黄金の丘と表現される絶景を見ることができ、デスバレー国立公園の中でも人気のあるスポットです。
駐車場から舗装された道を5分ほど登ると、その不思議な光景を見ることができます。
ダンテスビュー
ダンテスビューは、デスバレー国立公園唯一の展望台がある絶景スポットです。標高1,669mにあり、バッドウォーター盆地も眺めることができます。
目で見える範囲の全てが壮大で人工の建造物が一切見当たらないダンテスビューからの景色は、デスバレー国立公園に行くなら見逃せない場所です。
アーティストパレット
アーティストパレットは、奇岩や色彩豊かな景色が人気の観光スポットです。銅やマンガンなどの金属が酸化したことで、パステルカラーの岩肌を見ることができます。
バッドウォーター盆地からビジターセンター方向へ戻る時に訪れるのが一番スムーズな形でしょう。
デスバレー国立公園の季節と気温
デスバレー国立公園は、夏は異常に暑くなりますが、年間を通して観光を楽しむことができます。むしろその異常な暑さを体感することを目当てに多くの観光客が押し寄せています。
月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
平均最高気温 | 24°C | 29°C | 36°C | 39°C | 37°C | 33°C | 24°C | 16°C | 9°C | 11°C | 14°C | 19°C |
平均最低気温 | 10°C | 15°C | 21°C | 25°C | 23°C | 18°C | 11°C | 3°C | -2°C | -2°C | 2°C | 6°C |
春
気温は平均15℃~30℃で、夏に近づくとかなり暑くなってくるので、できるだけ春先に行くことを計画した方がいいでしょう。
夏
気温は平均20°C〜40℃、非常に暑くなります。先述したように、2023年には50°Cを上回るなど、異常な気温となっているため、この時期にデスバレー国立公園に行くことはおすすめしません。
もし行く場合は、帽子やサングラスを忘れず、水分補給をこまめに行ってください。
秋
気温は平均5℃~25℃となり、晩秋であれば過ごしやすい気候となっています。
冬
気温は平均0℃~15℃と寒くはなりますが、デスバレー国立公園に行くなら冬がベストシーズンになります。
風が強く夜間は防寒着が必須ですが、真っ暗な空に満点の星空を見ることができます。
デスバレー国立公園を訪れる前に知っておきたい注意点
広大なデスバレー国立公園は、携帯電話の電波が届かない場所もあるので注意が必要です。インターネットがなくても地図が見れるようにしておくと安心です。
また、国立公園のため、車一台につき入場料30ドルが必要になります。オンラインで事前購入することも可能なため、事前にチケットは取得しておきましょう。
極端に乾燥しているデスバレー国立公園では、水は必需品となります。夏でなくても、日陰のない中を歩くので、通常より喉が乾くからです。多く持っていれば、手を洗う時に使ったりすることもできるので、少し多いかなと思うくらいの水は確保しておきましょう。
ツアーガイドより
広大な砂漠と山岳地帯が広がる景色は、まさに圧巻でした。また、デスバレー国立公園には、地球上で他に類を見ないようなユニークな自然景観がたくさんあります。
デスバレー国立公園は、一生に一度は訪れるべき場所だと思います。ぜひ、私たちが提供するアクアのツアーでデスバレー国立公園を訪れて、その驚異的な自然景観を体験してみてください。